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“かなんの杜の一本門松“

カテゴリー : デイリー  2022年12月29日

 かなんの杜の正面玄関前の広葉樹も落葉してしまいました。

年の瀬を迎えております。寒い風にさらされて木も寒そうです。

落葉木 少ない葉

さて、タイトルの通り、かなんの杜の門松は、一本なのです。

冬のかなん         かなん入口

 

 

それには、2つの意味、想いがあります。

阿吽像                                        アンテナ

【一つめ・・・ ”はじまりとおわり” をもうけない】

一般的によく見かける門松は、入口や門の前に、雌雄松をという事で、一対で飾られています。

右が雌、左が雄になるそうです。

神社入口にある守り像としても、仁王像や狛犬もありますが、一対置きが見慣れていますね。

阿像(口を開けている像、右側)、吽像(口を閉じている像、左側)。

阿は、始まりを現わし、吽は終わりを表す。始まるときは口を開く。

しゃべり終えると口を閉じますよね。  そういう由来とか。

 

人生には、始まりと終わりがあります。

しかし、かなんの杜は、人生の始まりと終わりがあろうとも、ご利用者様がお元気な限り、

365日絶え間なく支え続け、サービスを提供していくという想いがあります。

なので、門松においても、はじめとおわりをもうけていません。

 

【ふたつめ・・・目印アンテナ】

それと、もう一つ、そもそも昔は、門松は一つが主流だったそうです。

門松本来の目的は、一年の幸福をもたらしてくれる神様に、家に来てもらうための目印だったとの事。

歳神様が迷わず、降りてこられるための目印アンテナなのです。

なので、アンテナなら2つは不要。一本で良いという想いで一本としています。

 

さて、かなんの杜では、新しい年を迎える準備が出来ました。

元旦には、赤酒のお屠蘇が振舞われます。熊本の伝統お酒。灰持酒(あくもちざけ)です。

お屠蘇が振舞われると、毎年皆さんのお顔がほころびます。

お屠蘇         飲む姿

 

来年も皆様にとって良い年でありますように!

かなんの杜一同より

     門松         しめ縄